最後に、出発前に意見交換の中で出たメディア中毒に関わる話を二つ。
ゲーム業界 一昨日のブログに書いたシャットダウン制、その範囲として当初19歳までを対象として計画されていたものが、ゲーム業界の反対で16歳までに対象範囲を狭められたと。しかし、韓国のゲーム業界では、メディア中毒予防への取り組みもなされています。アリバイ作りという側面が大きいように感じますが、それでも凄い。
一方、わが国では、メディア業界と紙上討論した関係者によれば、全くの平行線だとの事。僕の個人的思いは、自己責任という考え方に立つ業界に対しては、結束して不買運動を起こすくらいでもいいのではと思います。
どんなスケールでわが国の将来を考えるのかが問われているように思いますが、、、
自分も殺したい 不登校・引きこもりのカウンセリングに携わってきた方(すごい田舎ですが)が、相談に乗ってきた子どもたちに秋葉原事件について聞いたところ、「とてもよくわかる。自分も殺したいと思う」と答えた子が7割。
その子たちは、お盆や正月、すごく気持ちが高ぶるのだと。それは、帰郷で同級生に出会う可能性が増えるので、先生や自分をいじめた同級生などを殺したい衝動に駆られるから。
また、そんなシーンがフラッシュバックし強い衝動を抑えるため、8割の子は精神安定剤(?)を処方されていると。もっと心が痛むのは、そんな子たちは精神科医にカウンセリングなど期待していないと。
患者を見ない医療 昨夜、韓国の小児精神科医とわが国の精神科医、両国の小児科医、大学の研究者を交えて意見交換した際、わが国の精神科医を育てるプログラムがあまりにもお粗末で、精神医療が製薬メーカーに主導され、極端に薬の処方に偏っているとの話がありました。
病気は見るが、患者を見ない日本の医療の問題点が指摘されていますが、その根本原因は?と考えてしまいます。豊かになりたいという経済至上主義に陥ってしまった私たちの社会の価値観が問われていると思います。
教育にも同じことが言えるように思います。
島根県内でも、特に都市部の大規模校の校長は最後の御奉公。だからすごく保守的との指摘があります。現場を回って、そんな一端を感じます。教育者が子どもを見なくなったら、終わりです。
ゲーム業界の問題も精神科医の問題も教育者の問題も同じですよね。
収穫満載の韓国視察でした。