一番の問題は、物事を決めるということをわかっていないこと。
これって、政権にとっては、最も基本であり初歩、じゃあないのか〜〜〜と叫びたくなりますが、それが民主党政権にはないというのが東京大学教授御厨貴氏の話で一番盛り上がったところでした。何か寂しいですね。
鳩山首相の発言がぶれることについて、情報公開だと言い放つことも?ですが、ガラス張りといえば、詭弁だけれども言えないこともない。おっと〜〜〜そうきたかです。物事というのはどうとでも言えるわけですが、統治機構が詭弁を使って国民を煙に巻こうとする、それはないだろうと思うのですが。
決め方を知らない、政策だけではない。7奉行がいるが、小沢問題になると、とたんに口が重くなる。政局も決められない。結党して10年になるが権力闘争〜けんかをしたことがない。権力闘争をしないと一皮むけない。うん、なるほど。
官僚は、変わるのではないかから、戸惑いと、失望と、あきらめになっている。でも、官僚はまだいいとして、国民はどうすればいいの?
対する自民党は茫然自失から戻っていない。当分このままやっていかざるを得ない。というのが政局に対する見方でした。
もう一つ、大切な視点がありました。それは戦後の歴史問題。渡邊恒雄も(でさえ)、戦後処理問題の解決が必要との認識を持っています。
戦後問題は自民党政権の中で大きな政治的イシューだった。特に、沖縄返還の佐藤栄作、戦後政治の総決算の中曽根康弘、占領政策からの脱却の安部晋三。しかし、渡邊恒雄の主張のように、わが国は戦争責任の明確化という形で戦後を終わらせることなく今日まで来た。
その中で政権についた民主党は、戦後とか戦前に全く興味のない政党だとの指摘でした。若い世代は、整理するのであれば、全く違う角度で整理するよという感覚。しかし、戦後の問題は継続している。であるのに、沖縄も違う文脈の中で考えてしまう。
近代史を同考えるかをしっかり踏まえないと日本の将来はないのではないかと。確かに、近代史は学校で教えない。でも、そこを踏まえないと問題解決のスタートラインにも付けないということなのに。
佐々木信夫地方自治創造学会会長(中央大学教授)の講演では、00年の団体委任事務の制度改正によって、20%の決定権から100%議会が決定できるように権能が大きくなった。ローカルガバメントにふさわしい役割を果たして欲しいと。そして、負担の論戦をと。
民主党のスポークスマンという匂いが出すぎ!と思いましたが、それは置き、逢坂首相補佐官は「わが国の地域主権改革」という主題での講演。ピラミッド型の地方自治体からアメーバ型へ、それぞれが多様な自治体作りを進めるんだというメッセージ。
これは、佐々木教授の話と同じ。いままでだって、決して金太郎飴ではなかったのですが、それは、更に進むということであり、地域の力、議会の力が試される局面になる。
改革は進んできたとは言え、縦割り、補助金で縛るという今までの悪弊をどこまで変えることができるのか、国民の期待を担い政権を握った民主党には頑張って貰らわなければならないと思います。
参議院選挙がどんな結果になろうと、3年は政権が続くでしょうから、融解してもらっては困る。しわ寄せは全部国民がかぶるわけですから。