島根の取り組みがこのまま続くとどうなるだろうかと、本当にワクワクします。それは、手本となる東出雲の実践の凄さ、たった3年の取り組みですが、外に出て比べてみると本当によくわかるからです。
多読授業 第2回学校図書館活用教育フォーラム、武庫川女子大学でありました。午前中は、付属中学校3年生SE(スーパー・イングリッシュ)コースの特別公開による英語の多読授業を見学しました。中学3年生が、多読用の英語教材を読み、それをEssayの原稿に書くというもの。
最初に、3人の生徒によるプレゼンテーションがありましたが、その英語力の高さにまず度肝を抜かれました。とてもうまい、まるでネイティブのような発音でした。しかも、堂々としています。
この手法は、朝読書の時間に多読用の英語の本(内容の簡単な薄い冊子)を自由に選択して読み、終礼前に朝読んだ本のEssayを英語で書く(辞書・消しゴム不可)という取り組み。
読む子は書ける話せる この授業でも15分ほどの多読の時間を設け、それぞれに好きな本を手にとって読み、それを15分ほどで英語でEssayにまとめていました。たった15分、どんどん書き進めています。日本語を書くような感じ、ひょっとしたらそれよりも早い?
そのEssay、ほとんどの生徒はA4にほぼ1枚程度書いています。すげ〜〜!(@@ 何枚かのEssayをランダムに紹介されましたが、その1枚が写真のもの。
毎日少しづつ、少しづつ読む。わからない部分は飛ばす、面白くなかったら他の本に変える、間違ってもいいから書く。文法など気にせず読む、そして同じものを音源で聞く。
繰り返しは凄いですね。100万語読むと、不自由ないレベルで書き、話すところに達するのだとか。日本語でも多く読み込んだ子どもは書けるし、話せると聞きますが、一緒です。この生徒達の英語力、島根の中学生、はるか足元、靴の上にも行かないかもしれません。
ただ、同行した先生が、一人の生徒に聞いたところ、図書館は全く使わないし、他の本は全く読まないのだとか。英語を日本語から変換せずに話せる能力は凄いと思いますが、人の深みや厚みがベースにないと国際人としては厳しいかなあと思うのですが、その辺りはどうなんでしょうか。
艶やかな和服 午後のフォーラム、最初に伊集院静氏の講演。背筋をピンと伸ばした艶やかな和服姿の女性が3人、いかにも場違いな雰囲気でしたが、いらっしゃっていました。さすが、伊集院氏ですね。下記に感じたところ。
- 図書館には創造力の海のようなものがある。手を伸ばせば、自分が自由自在に豊かになれるものがある
- 国が言葉を失うと国を失う。女性は(母になる)、豊かな言葉を培って欲しい
- 読書は想像する力と創造する力を得ることができる。人間は知のために生きるのではなく、その知識が他人にどうかかわるか、世の中にどうかかわるかが大切。苦労、辛酸を重ねると、自分だけが苦しいんじゃないんだ!と気付く→手を差し伸べようとする心が出てくる
- 品性は己を第一位に考える野ではなく、他人のためにというところにあらわれる
- 松井秀喜は絶対に他人の悪口を言わない。言わないと決めている。
- 豊かな言語力〜暖炉の槇の暖かさはいつまでも続くが、電気の暖房はそうは行かない。ケータイでの恋愛みたい。
- 仕事の真髄は誠実と丁寧さ→人に伝える、協調するものに出てくる。結局〇〇なんですよ、と言ってはいけない。
「東出雲の圧巻」に続く