県西部の医療が瀬戸際に来ています。
今日、日曜日でしたが、山本博司参議院議員に来ていただきましたので、2人の外科医と4人の整形外科医の引き上げを宣告され、救急医療崩壊の危機に瀕している大田市立病院の現状と取り組みを伺うため、地元の石田議員と共に行ってきました。
決定したのが直前、その上、日曜日の夜にもかかわらず、大田市の市民生活部長、次長、大田市立病院の事務部長おそろいで経緯と現状についてお話してくださいました。
消化器内科医師不在 そもそもの発端は、全国的な医師の遍在によって、消化器内科医師の確保ができなくなったこと。つまり、胃カメラなどの検査を行える医師がいなくなり、診断する医師がなくなった事によって内臓疾患にかかる手術が減ってしまった。
外科医引き揚げ 外科医を派遣していた広島大学は、手術する機会の減で臨床の経験を積むことが困難になった医師が、大田市立病院に行きたがらないことを理由に、医師の派遣打ち切りを通告してきた。
整形外科医引き揚げ それを聞いた整形外科医を派遣する島根大学は、リスクの大きい外科の処置まで引き受けなければならなくなるので、そんなことを経験の浅い医師にさせるわけには行かない。だから引き上げさせていただくということになっています。
頂いたデータを見ていたら、22年度予定欄に消化器内科1名となっているので、この方は?と聞くと肝臓専門だと。肝臓の世界では大変有能な医師だとのことですが、専門家が進む今の医療界であり、内視鏡の技術は持ち合わせていらっしゃらないとのこと。う〜む、何かおかしい。
救急指定取り消し 一度に6人もの医師がいなくなり、他の診療科の医師1名が増えることになっていても、4月からは激減の22名体制。これでは、救急の受け入れはできないと救急指定病院の指定の取り消しを求める予定だと。
大田市、中心部からだと県立中央病院まで40分弱、救急患者の救命率は30分を境にぐんと減少します。ですから、非常に微妙な距離。しかも、9号線1本だけで、迂回路は狭隘で危険な市道のみ。ドクターヘリも23年10月の予定で昼間のみ。
集約化は可能? もう一つ、現在大田市立で受け入れる、救急車搬送の救急患者は1,600名、自力で駆けつける方も含めるともっと増える。それが例えば出雲で受け入れるだけのキャパがあるのか。
それでなくても、益田日赤の脳神経外科医を浜田医療センターに集約化する予定と新聞には報道されていますし、江津済世会でも内科医確保に躍起になっている。
石見部で浜田に集約化、何てことになれば、ベッドの稼働率がほぼ飽和状態の浜田医療センターでは、一般の入院患者受け入れに大きな影響が出ることだって考えられます。
医療提供体制の堅持と医師確保対策は、いつの議会でも大きなテーマですが、今議会でも大きな論点の一つになりそうです。また、国会議員と連携して、我々にできることにしっかり取り組むことにしています。