一番人気、行列のできる尾道ラーメンのお店、残念ですが、松江のラーメン屋の方がずっと美味しい。
白潟のイベント時、人気の100円ラーメンを出す方(2日間で1000食近く出る!)は背油のボイルが足らないと仰っていました。僕としては、背油は溶け出す感じがなくて返って良かったですが、幅広麺は僕にはちょっと!です。100円ラーメンの方と、風貌が学者のようなM氏は、チキンラーメンのような麺と酷評。
スープは、キレと深みが足らない感じでしょうか。胡椒をいっぱい振ったらスープが締まってよくなりましたが、化学調味料が不足していると言う感じではないんですね、、、とにかく、松江ラーメンの方がうまい!
ちょっと面白いなあと思ったのは、お店の広さは2坪程度、ここで一夜干の魚介をその場で焼いて食べさせてくれるお店がありました。僕は、タコの串刺しとカタクチイワシを注文。その他、アナゴ、イカなど、何れも350円。なかなか面白いお店でした。店の名は?
奥山民枝さん なんとも不思議な心象を描き出す画家、奥山民枝さんの油彩画展を覗きました。5月5日まで、尾道のなかた美術館で開催しています。ほとんどは、昨年11月、東京オペラシティアートギャラリーで見た作品ですが、彼女の作品はいくら見ても見飽きることがありません。11月11日のブログに書いたとおりです。
今回も油彩、鉛筆画とも食い入るようにみつめてしまいましたが、鉛筆画の中に、手のひらの上でピューマのような猛獣がいかにも気持良さそうに寝ているという、朝日新聞に連載された小説の挿絵があります。
手のひらがいかにも柔らかく、羽毛を抱くように優しくその動物を支えている、そこに地球と人とあらゆる生命のあるべき連関のようなものを感じました。先に行ってはまた戻り、何度も眺め入ってしまいました。
壁画に溶け込む彼女 もう一つ、てっきり鉛筆か何かで書かれた自画像と思った一枚の作品がありました。よくよく見ると、松本路子という写真家が奥山さんの書いた壁画の前に佇む彼女を撮った写真なのですが、壁画に溶け込んだような彼女自身なのです。そこに写しだされた彼女の目がそして表情が壁画そのものなんです。その写真に、松本さんは下記のように書かれていました。
レストランの壁いっぱいに描かれた幻想の花、一輪。妖しい色合いのその前に、壁画の作者奥山民枝が立っている。彼女の瞳の光が次第に増して、顔は幼女に近づき、そこに在る様は、花の精が花心から抜け出してきたようだ。
私が彼女の絵を知ったのは3、4年前のこと。花や山並みを生暖かい肉の塊のように描きなから、どこかあっけらかんと乾いている。その絵を見つめていると、私自身と向き合っているような妙な懐かしさと、居心地の悪さから、体のどこかがむずむずとしてきた。考えてみると、その時私は、初めて自分とほぼ同世代の、女性の画家の作品と出会ったのだ。
僕は、彼女の作品に乾いた感覚ではなく、少し暖かい蒸気のようなもので包まれると言う感覚を、そして、柔らかな手のひらにふわっと包まれて気持良さそうに眠る、そんな感覚を覚えるのです。彼女の作品を見ていると、実に居心地の良い、気持の良い時間が過ぎていきます。