大学と地域の元気
やられていて当然そうですが、わが県ではどうなんでしょうか。
中小企業の社長さん達と話をしていて、気になっていたことの一つが産学の敷居の高さと連携の薄さ。
私の知る大学の先生方は、結構民間との連携に熱心な方が多いように思いますし、フィールドワークを大切にしていらっしゃいます。
産学の連携、特に、地域の元気に学の果たす役割、実際のところはどうなんでしょうか。
長岡技術科学大学で説明していただいた二つの事業は、大変興味深いものでした。
一つは、長岡高専との共同で行われている「長岡モノづくりアカデミー」。
核となる創造的開発設計人材の育成を掲げ、演習とインターンシップを中心に年間105時間、受講料12万円、長岡周辺の企業が受講生を派遣しています。
社長同士は飲み会等、会う機会がありますが、従業員同士はありません。他の企業の従業員が触発しあう機会を作る取り組み。
他の企業の優れた技術を体感することが、大きな財産となると、特に企業間インターンシップの成果が強調されていました。
また、受講生からの質問には極力丁寧に答えることに留意されているとのことでしたが、メールでの多くの質問への対応に、ご苦労されているとのこと。
まさに、嬉しい悲鳴といったところ。受講生の意識の高さがうかがい知れます。
もう一つは、地域の連帯を生み出そうと、長岡産業活性化協議会が取り組む「na-ze事業」。
中小企業の社長同士は飲む機会が多いけれど、決して仲良くないとその苦労の一端を漏らした柳先生。年齢は私と一緒。長岡出身で、長岡技術科学大学に15年。地域との連携、連帯の取り組みは、腰を据えて取り組むことが必要と断言。
na-ze事業、事業化して3年目とのことでしたが、ここまでくるのに10年かかったと。
年会費12万円。参加は任意。工場見学とミーティングと飲み会。
工場見学では、参加者全員が気がついたことを必ず指摘することが鉄則。飲み会では、その意見をめぐって議論が盛り上がると。
意識改革と、人と人のネットワーク作りが進んでいるようです。
単なる飲み会では、ネットワークは深まりません。問題意識を共有すると一挙に人間関係が深まると思います。
その仕掛けが絶妙でした。
島大でも工学部が頑張っているとのお話がありましたし、松江高専も評価が高いのですが、私ももっと実情を知る必要があります。
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